こんにちは。
コロナウィルスの影響が日々大きくなる中、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
全国で緊急事態宣言が出され、経済活動が大きく制限をされる中、私たち中小企業診断士を取り巻く環境も変わってきました。
日々、発表されるコロナ対策に関する中小企業施策。
本当に目まぐるしく変わるため、我々専門家からしても、昨日と情報が大きく変わってる!!ということが起きています。
となると、それらを本当に必要とする中小企業・小規模事業者の皆様にとってはもっと分かりにくく、困った状態になっているものと想定されます。
そのため、全国の中小企業支援団体(商工会議所・商工会連合会、中小企業支援センター、などなど)には、報道で情報を知った事業者様からひっきりなしに電話が鳴り、その対応に追われています。
電話は日々増え続けるばかりで、十分に対応できていないのが実情です。
国もそうした状況に対応するべく、民間企業にサポートセンターの構築に向けた企画提案を出すよう公募が行われました。
その公募が先週出たのですが、中小企業庁から弊社宛にお電話がありました。
突然のことで、最初は何の用だ??という感じだったのですが、お話を聴くと可能であればその公募に手を挙げてくれないかという要望でした。
もちろんやれることはやらせていただきたい。とはいえ、手を挙げるにはクリアしなければならない要件がたくさんあるため、最終的に弊社が手を挙げられるのかは微妙です。
ただ、そこで中小企業庁の担当の方がおっしゃられていたのは、
「普通のコールセンターの担当者では国の施策を説明しきれないでしょう。でも中小企業診断士さんであれば、私たちからお出しする情報を的確に事業者さんに説明していただけると思っているのです。そのため中小企業診断士を集めてぜひ対応できる体制を作ってもらえないでしょうか。」
という趣旨の内容でした。
「国の創る中小企業施策を現場に届けることこそ、私たち中小企業診断士が求められる場面であり、活躍できる場」と、常々思ってきました。
そして、このような国難の時こそ、私たち中小企業診断士が求められているんだなと感じました。
中小企業診断士協会にも区市町村における中小企業融資に関する相談員の増員要請が来ています。
区市町村の制度融資の相談窓口もパンク状態です。
ここも私たち中小企業診断士の力が求められています。
1人1人ができることをやる。
それはもちろんのことながら、それをチームにすればもっと大きな力となって役立つことができるかもしれません。
いざという時は、ぜひ皆様のお力をお貸しください。
今こそ、中小企業診断士の資格を生かす時だと思っています。
それでは。
平阪 靖規
最新記事 by 平阪 靖規 (全て見る)
- 8月5日(月)20時よりYouTubeの生配信をいたします! - 2024年8月2日
- 中小企業政策の新たな方向性「100億企業への成長」 - 2024年7月2日
- 認定支援機関になると仕事は増えるのか。 - 2024年6月20日
- 経済財政運営と改革の基本方針2024(原案)から読み解く次年度の予算 - 2024年6月15日
- 中小企業診断士として独立までのロードマップを描いてみよう。 - 2024年6月12日