中小企業診断士として独立を目指す皆さんにとって、営業活動は避けて通れない課題です。
その中でも特に「広告費をかけるべきか、かけないべきか」は多くの方が悩むポイントでしょう。
本記事では、広告費をかけるべきか否かについて、結論として「中途半端が一番ダメ。かけるならそれなりの金額をかける。かけないなら一切やらない」という視点から考察してみます。
この記事の目次
広告費をかけるメリット
広告費をかけることで、広範囲にわたるターゲット層にアプローチすることができます。
特に、ウェブ広告やSNS広告は、効果的なターゲティングが可能であり、効率的に見込み客を獲得できます。
また、プロフェッショナルなイメージを構築するためのツールとしても有効です。
例えば、私が独立後に行ったリスティング広告では、Google広告に月額10万円を投じました。
その結果、リード獲得の件数はそれまでと比較して3倍に増え、新規クライアントの獲得にも繋がりました。
この経験から、広告にそれなりの金額を投じることの重要性を実感しました。
広告費をかけないメリット
一方で、広告費をかけずに営業活動を行う場合、コストを大幅に削減できます。
特に、独立直後で資金に余裕がない場合には、この方法が有効です。
口コミや紹介、人脈を広げるなど、コストをかけずに効果を上げる方法も多く存在します。
私の知り合いの診断士は、広告費を一切かけずコツコツと動画配信を通じて有益な情報を発信することで信頼関係を築くことでクライアントを増やしていきました。
初期投資を抑えつつも、確実に顧客基盤を拡大できる方法として、非常に参考になるモデルです。
中途半端な投資のリスク
広告費をかけるか否かの決断において、一番避けるべきなのは「中途半端な投資」です。
少額の広告費では、十分な効果が得られず、結果的に無駄な支出となる可能性が高いです。
例えば、月に1万円だけSNS広告を行うなどしたとしても、ターゲット層に十分にリーチできず、期待した効果を得ることは難しいでしょう。
私もかつて、広告費を抑えて小規模なキャンペーンを試みたことがあります。
しかし、結果は思わしくなく、逆に費用対効果の悪さに悩まされました。
この経験から学んだことは、「やるならしっかり、やらないなら一切やらない」というスタンスの重要性です。
結論
中小企業診断士として独立を目指す皆さんにとって、広告費をかけるか否かの判断は重要なポイントです。
しかし、中途半端な投資は最も避けるべきです。
広告費をかけるなら、それなりの金額を投じて効果を最大限に引き出すこと。
逆に、かけないなら、他の方法で営業活動を強化することが重要です。
独立は大きなチャレンジですが、しっかりとした計画と決断があれば成功への道は開けます。
平阪 靖規
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