こんにちは。
前回のネタで実務補習に参加してきたことを書きましたが、自分の中でホットなテーマが実務補習なので、もう少しこのテーマを続けたいと思います。
今回はどちらかというと、これから指導員になりたいと思っている方向けの内容です。
どうすれば実務補習の指導員になれるのかということをまとめました。
そもそも、実務補習の指導員になるためには、まずは「指導員登録」が必要です。
これは都道府県ごとの中小企業診断士協会を通じて行うものなので、協会会員であることが必須です。
そのうえで、経営コンサルタントとして5年以上の経験があれば登録は可能です。(独立・企業内は問いません。従業員として経営コンサルタントに従事する期間が5年以上でもOKです。)
登録は3年ごとに行われます。
今は令和元年度~令和3年度までの登録なので、次は令和3年度の1月・2月くらいに登録案内が来ると思います。
このタイミングで経験の要件を達していれば登録できます。
ただ、最近は指導員をできる人が少なく、やや高齢化もしており常に不足している状況のようです。
そのため地方なんかでは3年間の途中に追加登録案内が来るところもあります。
そして、指導員登録してもすぐに指導員になれるわけではなく、1回は副指導員を経験しないといけません。(これは指導員登録後でなくても、指導員登録前に副指導員をやっておくのもいいと思います。)
ちなみに副指導員は無報酬です。(指導員は1企業あたり〇〇万円の謝金が協会から支払われます。)
副指導員になるには、直接指導員にお願いしてやらせてもらうか、協会が指導員の先生に斡旋して使ってもらえる場合の2通りあります。
私自身は直接知っている指導員がいなかったので、協会を経由して斡旋してもらいました。
副指導員の経験を経て、晴れて指導員デビューとなります。
ちなみに、実習先の企業は指導員が自ら持ってこないといけませんので、そもそも実習を受けてもらえる企業とのつながりがなければ指導員として手を挙げることはできません。
実習先に使える企業にも要件があって、決算書などの内部情報を提供してくれること、従業員数が4名以上などがありますので、そこそこクライアントをもっている方でないと、継続的に指導員をやるのは難しいかなと思います。
そして、指導員は単に実務補習参加者を微笑ましく見ておけばいいわけではなく、様々な場面で指導することも必要ですし、作成しないといけない書類もけっこうあります。
参加者1人1人の診断士としての評価シートなんかも書いて提出しないといけません。1人1人書きますので、けっこう大変です。(実は実務補習の場面でも評価されていたんですね…w)
ということで、もしこれから実務補習の指導員をやってみたい!という方は、次回の登録(令和3年度末あたり)の機会を逃さないようにしてくださいね ^ ^
それでは。
平阪 靖規
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